駆立犬豚日記

ラグビーとか東大阪とかの人が、だらだらと書くブログ

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異常なまでの執念

20080611020511
四月の全日本選手権で優勝し、北京オリンピックの100キロ超級の代表になった石井。
先月関東出張時に夜中NHKスペシャルで石井の特集をしていた。

全日本選手権の決勝をご覧になった方ならご存じだと思うが、試合の中継の解説を担当していたシドニーオリンピック銀メダリスト篠原がしきりに
「石井の柔道は内容が悪い」
と言い続けていた。
小さいポイントを得て後は相手に柔道をさせない事を第一に逃げる。
日本の柔道を見慣れ、それを由としてきた我々には美しく見えない。
一本取るのが柔道なのだから。

しかし、多くの人が知っているようにヨーロッパの柔道は違う。
兎に角勝つのが柔道なのだ。
番組では石井にスポットをあて、ヨーロッパの柔道から「勝つための技術」を吸収する様を描いていた。
そしてその中で石井はハッキリと言い切った。
「日本の柔道は美しい一本にこだわりすぎて、勝負に対しては停滞している。ヨーロッパの柔道はどうすれば勝てるのかを求めて急激に進化してきた。僕はそっちの方がいい。」

柔道は武道なのかそれともスポーツなのか。
昨年12月の嘉納杯で石井に敗れた井上康生は「努力やひたむきという言葉に収まりきらない、異常なまでの執念を感じた」と言っている。
石井のスタイルは武道としては異質だがスポーツとしてならスタンダードだ。

日本柔道は長年ヨーロッパの柔道を「美しくない」と言って拒絶してきた。
しかし拒絶し続けるだけだった結果、日本を除く世界の強豪国は日本を置き去りにして独自の柔道を構築し、ルールをも変更している。
今や何を持って勝利とするかと言う根本的な部分まで日本と世界では基準が違う。

石井の柔道やヨーロッパの柔道を篠原や多くの柔道家のように否定してしまうのは簡単だ。
しかしそれをし続ける限り今の状況は変わらない。
フランスは柔道をプロ化する動きさえ見せている。
果たして日本柔道はそれに対抗する術があるのだろうか。
オリンピックと言う国際大会がなければほとんどの人が興味を示さないであろう競技。
「美しくない」と言う以外に何かしているのだろうか?

少なくとも僕にはそうは見えない。
日本柔道はどこへ向かうのか。
僕はそれが知りたい。
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コメント

>ボブさん
>勝利のみを追及し技の掛け逃げやダラダラとした硬直状態が続く競技には興行的な魅力があるようには思えないけどな。
この辺、ヨーロッパの柔道はもっと進化していて、非常に高度な駆け引きで日本の柔道とは違った魅力を持ちつつあるんですよ。
そう言った観点から観れば石井はまだまだで、これから石井自身がどのように成長できるかが日本におけるヨーロピアンスタイルの評価を左右するでしょうね。
あと、ヨーロッパが目指すプロ化はテニスのようなツアーを実施して世界ランキングを出し、試合内容と共に流れの中で柔道を楽しませようと言う試みです。
それには一本を取る柔道もポイントを狙う柔道も存在した方が絶対に面白いでしょうね。

>tessさん
>芸術性が大事なら、採点競技でもやっとれと言いたい
僕もこれには同感です。スポーツになってしまったんだから、ルールの範囲内で勝利したものが賞賛されるべき。内容を問うのはナンセンスです。スポーツでは。
>カラー柔道着どころではない変革を迎えるとき、日本はどうするか、その備えなどまったくできてない気がするなぁ。
僕もこれは感じますね。
ヨーロッパの努力は絶大なものがあります。
それに比べ日本はいったい何をしてきたのか、そして何をしたいのか。
それが今大切なことだと思うんですが。

やぎさんへ

読んでる新聞が変わったね(笑

国際的な流れやルールの変更に関して言えば柔道はバレーボールに似てますね。

また、五輪競技にした瞬間から、その国固有のスポーツは固有のものを失う運命にあるんですよね。

石井は「芸術性が大事なら、採点競技でもやっとれと言いたい」と言ってますが、それはその通り。

さらには、柔道のプロ化、世界ツアー化その他もろもろ、カラー柔道着どころではない変革を迎えるとき、日本はどうするか、その備えなどまったくできてない気がするなぁ。

とりとめのない話でごめんなさい。

確かに勝ち負けだけに拘るのも一理ある。
ただ、勝利のみを追及し技の掛け逃げやダラダラとした硬直状態が続く競技には興行的な魅力があるようには思えないけどな。
ま、アマチュアこそ勝負に拘らざるを得ない部分もあるから一概にその欧州スタイルの柔道を否定はしないけどね。

ただ、石井の試合は見てて退屈だ。

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ニックネームは「やぎ」です。
最近は「週刊ひがしおおさか」の中の人として活動しておます。
ラグビーをはじめとする、広報のお仕事もしています。
書くことが仕事になって、ちょっと感慨深いです。
これも毎日ここで書いてきたおかげかな?
仕事にはならないようなことをここでは書き続けようと思います。

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