駆立犬豚日記

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キャッシュコールマイルの話から国際格付けについて勉強しよう

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キストゥヘヴン、ディアデラノビアも米G2出走へ

先日コイウタの次走がアメリカのG2キャッシュコールマイルになるという話をしたのですがなんとキストゥヘヴンとディアデラノビアもキャッシュコールマイルに出走することになりました。
なんつーか・・・
やりすぎ??(笑)
コイウタが勢いで行っちゃうのはともかくとして、キストゥヘヴンは国内でも牝馬限定G3くらいが精一杯。でも一年前、変に桜花賞勝っちゃってるから負担重量も軽くならないし・・・ってノリですよね絶対。

どうしてこんなことになってしまうのか。
まず、このキャッシュコールマイル。G2にしては破格の賞金です。総賞金額100万ドルですから、大体1億2000万円くらい。国内のG2に出て掲示板に載るのがやっと(3~500万くらい)なら、レベルが低いアメリカ芝レースで3着くらい(1000万くらい)になれればラッキーでしょ。しかもキャッシュコールマイルは招待レースですから、アゴ(飼い葉などの食料費)・アシ(航空機代金などの旅費・運搬費)は全額主催者持ち。
栗東から各競馬場への遠征費は自己負担ですからね。そりゃ、行けるなら行きたいでしょう(笑)

じゃなんでアメリカ側(今回はハリウッドパーク競馬場)がこんなにも手厚い持てなしをしてくれるかというと、競馬場の目玉になるレースを増やしたからです。
キャッシュコールマイルの翌日には3歳牝馬限定のG1「アメリカンオークス」が開催される話は以前にも書きました。
今世界の流れは「同日、もしくは連日大きなレースを開催し、競馬場及び主催者のステータスを高めるとともに、観光客を集めて競馬以外の部分でもお金を落としてもらおう」という風になっているんです。毎年3月末にアラブ首長国連邦で開かれる「ドバイワールドカップ」が最も有名なケースでしょうか。
ハリウッドパーク競馬場はそこまで大きな規模を考えていないでしょうが、夏の目玉としてG1の連続開催を目指しているんです。
ここで、疑問が出てきます。競馬をよくやっている方々ならお気づきでしょう。そんなにG1を開催したいなら、キャッシュコールマイルも勝手に「G1」って謳えばいいじゃん。
日本じゃドンドコ毎年のようにG1が増えてるんだから。それくらいいいじゃないのと。
ところが、そんなに話は簡単ではありません。日本ではこの春先に話題になったG→JPN騒動。あの時に
「国際競争でないと国際グレードはもらえない」
と言う話になりました。
その時に実は僕、ちょっとお勉強させて頂いたんです。

実は、国際グレードって開催者や主催者が勝手に変更したり設定したりできる物ではないんですね。
アメリカやヨーロッパ、オセアニアなど地域ごとにレースの質や馬のレベル(これを一般にレーティングと言う)を測定・判断する第三者機関があるんです。
その第三者機関が毎年レースごとにレーティングを出し、賞金、歴史、過去数年のレースレベル、出走馬のレベルなどを総括して、国際レースの格をG1からG2、G3と定めていくんですね。
キャッシュコールマイルは賞金はまずクリアしてるんです。あとは歴史、レースレベル、出走馬レベル。
歴史は時間がたたないと仕方ありません。ドバイシーマクラシック(ドバイワールドカップと同日に行われる芝のG1)だってG1に昇格するまでに数年かかっています。
あとのレースと出走馬のレベルを上げるにはどうしたらいいか。ハリウッドパークが獲った戦略は
「海外から一杯馬集めよーぜww」ということだったんですね。
この調子で行けば、来年か再来年にはキャッシュコールマイルはG1になれそうです。
アメリカやヨーロッパでは各主催者がこんな風にして必死で馬を集めているんですよ。

ただこれが即良いことだとは言い切れません。
今年からイタリアのオークスはG2です。
賞金が下がってしまったこともありますが、一番評価として厳しかったのが、レースレベルでした。
イタリアオークスは完全に国外に解放されており、登録さえしておけばどこの馬でも出走可能でした。ですからここ何年もイギリス、フランスから
「自分の国のG1ではちょっと足りないクラスの馬」
に荒らされ放題だったんですね。良い馬は結局来てくれなかった。イタリア馬はたまに世界的名馬を出しますが、平均してみれば大したレベルではないんですよ。
馬を他人任せにして、他人様が良い馬を出さなくなってきたら格まで下げられた。それがイタリア競馬の実情で、今やイタリアで国際G1なのはイタリアダービーだけです。
国際格付けを維持するのは、実はとても大変なことなんですよね。

こんな大変な国際格付けから一線を引いている国もあります。カナダはクラシックレース(日本で言うダービーやオークス、皐月賞)を国際格付け申請していません。以前は行っていたようですが「結局は外国に振り回されるだけ」として国内限定の重賞として行っています。国際レースではないからと言ってカナダダービーが色あせたりはしませんから。

ここまで調べていくと日本はいったいどんな対応をしているのか気になって来ました。
そして結論は。
日本が今まで使用してきた"G1"と言う表記は、実は無断使用に近い物だったんです。パート2と呼ばれる二流国だったから見逃してもらえていたわけですね。それが今春「パート1」に昇格され、国際基準に合致しないレースに対して「G」と表記することが禁止されたんです。
パート1入り前にマニアの間で言われていた
「パート1入りすれば自国のグレードがそのまま国際グレードになる」というのはあくまで国際基準を満たしている場合に限られていたんですね。

結局日本は国際格付番組企画諮問委員会に国際レースの格付けを任せています。これのどこが「自国のグレードがそのまま国際グレード」なのでしょうか。

僕個人としてはこういった「実質的なグレード」をレーティング等を元に第三者機関が算定することには賛成です。
ただそのレーティングが日本競馬について理解のないヨーロッパ諸国によって行われるのはいささか危険な物を感じます。
ヨーロッパやアメリカ、オセアニアには独自の格付け機関があります。
香港、シンガポールの競馬も質が向上してきました。
これから韓国や中国が後を追ってきます。
早急な東アジアにおける第三者機関の創設と国際格付番組企画諮問委員会との連携が求められるようになっているのです。
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コメント

ある程度の枠組みを作って、多くの人がレースと馬のレーティングをつけ、その平均値を採用するってのは面白いかもしれませんね。

それでお金が回るかどうかは、やってから考えましょうかw

う~む、なるほど!

じゃあ俺が外国の競馬をいっぱい勉強(観戦)
して第三者機関になろうか?

誰か金だしてくれんかのう?(笑)

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最近は「週刊ひがしおおさか」の中の人として活動しておます。
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