駆立犬豚日記

ラグビーとか東大阪とかの人が、だらだらと書くブログ

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もっと試合をさせてやってくれ!

少し前の話になりますが、四国アイランドリーグを応援する身として触れない訳にはいかない話があります。

ロッテ 四国IL・高知を“買収”へ(スポーツニッポン)
四国IL高知買収へ長期戦も辞さず(スポーツニッポン)
マイナー拡張図る 他球団、アマから反発も
「来季から提携できれば」 四国IL社長が記者会見

非常に重要なニュースですし、今後見返す時にリンク先が消滅している可能性が高いので、少し経緯を説明します。

四国アイランドリーグ(以下四国IL)は2005年スタートした四国4県に1チームずつフランチャイズを持つ日本初の独立リーグです。僕も2度観戦に訪れており、野球のレベルは今ひとつながら年々地域との密着具合、野球の質は向上しており過去二年でそれぞれ2~3名プロ野球のドラフトで指名されています。
しかし予想されたことですがリーグの経営は赤字です。2006年にこのままではどうしようもないと言うことで、経営方針を転換させます。
2006年までは四国ILが選手・監督・コーチを一括雇用し、それを各チームに派遣するいわば「リーグとしての経営」を行っていたのですが、2007年シーズン前に3球団を地元企業に売却。各チームが独立採算で興業利益を上げる形としました。さらに経営基盤を固めるために四国ILはプロ野球各球団に業務提携をプレゼンに回りました。一般的に言う「営業」に回ったんですね。その営業に対する千葉ロッテの回答が
「球団買収として話を進めたい」
と言うものだったと言うことのようです。それをバレンタインがマスコミに発表した。
それに伴い、当たり前のことですが各所から反対意見が出てきています。その中心でなるであろう球団が読売。
ロッテと読売は育成選手枠を利用した三軍の作成と育成に関して共同歩調をとってきましたから、日ハムが北海道に移転することを容認した札幌市を見る西武ライオンズと同じ心境でしょう。
「育成は自前で」が読売の考え方のようです。
さらにアマ側から社会人野球が「人材減少につながる恐れがある」としています。
こういった様々な問題から野球協約の解釈・改訂が必要な事項でもありますしロッテ側は
「時間が掛かっても良いから実現させたい」
としています。

と、ここでもう少しロッテのやろうとしている事を整理してみます。
・ロッテは四国IL(報道上の推測では高知が有力)の1チームを買収し、球団経営を行う。
・選手や指導者に関しては、大株主がロッテ球団になることからロッテから派遣される見通し。
・地元選手とのかねあいは定かではないが、実現すればロッテは育成枠を含め今ドラフトで30人程度を獲得し、大半を育成目的で買収球団に派遣。

「スポーツを興行的にも文化的にも成功させるためには、普及しかない。」
「日本野球最大の問題はプロ野球を頂点としたピラミッド型の組織になっていないところ。」
と再三主張してる僕にとっては、とても興味深い話ですが、問題点も多いことは確かです。

反対意見をネットでいくつか拾ってみたので検証してみましょう。
・読売と一緒に編成している育成チーム「フューチャーズ」との両立は図れるのか。
これはバリエーションとして考えた方が良いのでは。フューチャーズに派遣する選手がいれば四国に派遣する選手もいる。大切に培養することも重要ですが、それ以上に実践の場を与えることが重要なのは明白で「実務経験」を積ませる場は多い方がよい。ロッテ所属選手数150人、一軍登録20人。これが健全な形だと思う。

・高校生を入団拒否させて、四国IL入団させるといった事実上のドラフト崩しになるのではないか。
一部社会人チームが事実上そのような機能を果たしていることからの憂慮でしょうが、その問題に関してはドラフト制度の改革なくしては進まないはずです。さらにロッテは(大義名分としてだけかもしれないが)「ドラフトで獲得した選手を派遣する」としているのであり、買収球団の選手に関して排他的優先権を持つとはしていない。この辺りは野球協約の不備もあるのでルールの設定が必要。

・社会人チームの人材枯渇につながらないか。
草野球を真剣にやったことのある方ならわかると思いますが、四六時中野球をしたい人間なんて腐るほどいますよ。おそらく「現状の運動能力を持った選手の確保が困難」と言うことなのでしょうが、普通に考えれば1チームだけ戦力低下を起こすことなど考えにくいわけですから、そこは経営努力の範囲ではないでしょうか。

・そんなところに金を使わず二軍の施設や設備に金を回すべき。
少数精鋭。素質あるものを育てよといった事だと思いますが、どんな世界でも育成≒競争です。素質の開花する時期など誰にもわかりませんし、小さなハードルを多く用意しそれを乗り越えることが成長へとつながります。逆に素質十分の選手を球団が培養したところ、勤労意欲が感じられないのに権利意識だけが強い野球選手になってしまった例を我々は沢山見ているはずです。

・プロの三軍が独立リーグに参加出来るようにした方がよいのではないか。
プロ野球のみ維持できれば良いといった考えに立つと、そう言うことになるでしょう。ただ独立リーグ(今回の場合は四国IL)側は財源が不足しているのです。スポンサー無しではとても経営を続けていけない現状なのですから、プロ野球の球団が買収までいかなくても資本参加・業務提携と言った形で関わっていくのがベターでしょう。

先にも述べましたが、プロ野球が生き残るためには「ピラミッド型組織の構築」と「競技自体の普及」が最重要事項だと考えています。
プロ一軍一つにつき2軍が二つ、3軍が4つくらいが現実的で最大の数だと思いますが、そこに所属する選手をどうやって賄うのかという問題をクリアするには、地方の独立リーグや社会人チームとの連携が不可欠でしょう。またそう言った「気楽に見に行けるところにある野球」がプロへと繋がっていなければ「普及」といくら叫んだところでむなしく響くばかりです。
自分が今やっている野球とテレビで放映される野球とが地続きであることが、多くの人々に関心を持たせる最良で最高の方法ではないでしょうか。
日本プロ野球は今まで、将来に対するコストに関して非常に消極的でした。所謂投資と言った考え方です。

プロ野球のレギュラークラスの選手にアンケートを採ってみてください。
「こいつには負けたくないと思った仲間や敵が今までにいましたか?」と。
90%以上の選手が「Yes」と答えるはずです。
人材を育成すると言うことはまず実務を経験させ、競わせ、その上でフォローする。
独立リーグでのファンサービスにもしっかり参加させる。
そうやって育った人間は、ファンも大切にする球団にも礼儀をつくせる選手になると思いますよ。
選手が野球を出来る場を増やしましょう。競わせましょう。
そして本当の意味で優秀な選手を沢山育てましょう。
野球がしたい人間は沢山います。
現にこんなニュースだってあるんです。
四国IL 九州2球団来季加入構想
那須野に払った資金だけで独立リーグのチーム二つくらいは持てるはずですよね。
みんなで頑張りましょう。
20年後も野球がみたいなら。
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コメント

ほんと、この話は是非前へ進んでほしいですね。
底辺の拡大などと言いながら、何一つ具体策を提示できていない日本プロ野球にとっては、この話を具体化していかないと前進も後退もしませんからね。
せめて、踏み台くらいにしてください。

いい話ですねぇ。もっとスポーツが身近に(芸術も音楽も)なることで日本が豊かになりますね。

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ボビーの提案について考える

独立リーグとして発足したものの苦戦が続く四国アイランドリーグだが、ロッテが全4球団の内の1球団の買収を考えていることが明らかになった。ロッテ 四国IL・高知を“買収”へ ロッテのボビー・バレンタイン監督(57)が

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最近は「週刊ひがしおおさか」の中の人として活動しておます。
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書くことが仕事になって、ちょっと感慨深いです。
これも毎日ここで書いてきたおかげかな?
仕事にはならないようなことをここでは書き続けようと思います。

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