駆立犬豚日記

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阪急の高い志は挫折した

阪急電鉄、「優先座席」やっぱり復活します!(asahi.com)

<以下引用>
 阪急電鉄は17日、99年3月末に廃止した優先座席を今月29日から復活させると発表した。乗客のマナー向上を啓発しようと、全国の大手私鉄で初めて「全席優先座席」の方針に切り替えたが、浸透しなかった。

 阪急によると、利用客から「取り組みの趣旨は分かるが非現実的だ」「席を譲ってもらいにくくなった」などの苦情が出ていたという。「優先座席がないから譲ってもらえない風潮を生んだわけではない」(鉄道営業部)としながらも、「PR不足は否めない」との理由で方針を転換することにした。
<引用終わり>

1999年にこの「阪急が優先席廃止」というニュースを聞いたときに、関西に住む多くの人が
「阪急らしい」と思ったことでしょう。
関西は他の地域とは比べものにならないくらいの私鉄王国です。
 主要私鉄でも阪急・阪神・京阪・近鉄・南海。小さな系列私鉄を入れるといくつあるかわかりません。
 それぞれの私鉄はそれぞれに個性があり、しばしば沿線住民同士で熱い「沿線対立」が起こります。

 件の阪急が持つイメージはなんと言っても高級感です。
 戦前より郊外(宝塚など)の広大な空き地を買収してから大阪梅田からの直通線を引き、高価格でちょっと成功したサラリーマン層に売却すると言う手法で売り上げを伸ばしてきた会社です。沿線住民の福利厚生的意味で遊園地や動物園、百貨店を作ってきたビジネスモデルはつい先日まで鉄道会社の規範的なビジネスモデルでした。
 そう言った経緯から、元々阪急沿線はちょっとお上品、悪く言えば気取ったところが近鉄沿線住民からは感じられたんです。
 そんな阪急が「優先座席廃止」と決定・実施したことはいかにも阪急らしい施策だと思われました。

 僕は普段阪急は使用しません。使用するのは阪神競馬場に行くときだけです。面白いでしょ。阪神競馬場に行くのに阪急電車。
 阪急の車内にはなるほど優先座席は存在しません。しかし「全席優先座席」と言う阪急の崇高な理念も車内からは感じ取られませんでした。折角やるんだから、もっと周知徹底させればいいのに。それが僕が持った「全席優先座席」に対する最初の感想でした。

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 この試み、全国の大手私鉄初と言う事からもわかるとおり公営の鉄道では実施されているところもあります。
 横浜市営地下鉄では2003年より全席優先座席を実施し、車内にステッカーを貼り、さらに繰り返し車内放送で「座席は全席優先座席です」とアナウンスされています。これによって初めて優先座席が持つ「座りにくい感」を全席に与えているようです。

 この辺りが、関西の企業と関東の公共団体の差だなと思わせます。
 関西というのは個々の自主性というか「それぞれが利潤追求をし、それの集合体が大きな都市になればいい」という考え方があります。それ故に暗黙の了解とかその地域や業界だけに存在する「ローカルルール」が多いことが今や日本第三位の経済圏に落ちてしまった原因だと言われています。
 逆に関東では官がまず方向性というかルールを作る。その上を民間がなぞらえることによって発展の方向が集中して、効率の良い成長をしようとする。
 もちろんグローバリズムが進み、より大きな枠での意思統一が必要な現在では関東の方が流れに乗っている事は言うまでもありません。

 我々関西人はそろそろ「個々の利潤追求が全体的な成長となる」という考え方を改める時期に来ているのかもしれません。
 阪急の「優先座席復活」というニュースを聞いて、そんなことを考えてしまいました。
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最近は「週刊ひがしおおさか」の中の人として活動しておます。
ラグビーをはじめとする、広報のお仕事もしています。
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